引越し前の服処分は「同梱」が鍵!ユニクロもブランドも箱に詰めるだけの宅配買取術

アイテム

引越しまであと2週間。荷造りの手を止めて、クローゼットから溢れ出した洋服の山を前に、途方に暮れていませんか?

「この大量の服、どうしよう……」
「ユニクロやGUは売れないって聞くし、かといってブランド服と仕分けるのも面倒くさい」
「いっそ全部捨ててしまおうか、でももったいない……」

その気持ち、痛いほどよく分かります。服を愛するがゆえに、手放す時の「痛み」や「面倒くささ」は人一倍感じてしまうものですよね。

でも、諦めてゴミ袋に詰めるのはまだ早いです。実は、業界には「ブランド品という『通行手形』があれば、ノンブランドも一緒に通してくれる」業者が存在します。

この記事では、元古着バイヤーである私が、あなたのクローゼットを「仕分け不要」で「箱ごと」現金化するための、ちょっとした裏技をお教えします。引越し前の貴重な時間を守りながら、部屋も心もスッキリさせましょう。


この記事の著者

👤 小林 麻衣 (Kobayashi Mai)

クローゼットオーガナイザー / 元古着バイヤー
古着バイヤーとして月間1万着以上の査定を経験。「ユニクロは売れません」と門前払いされる悔しさ、私もよく知っています。でも、諦めてゴミ袋に詰めるのはまだ早いです。実は、業界には「ブランド品という『通行手形』があれば、ノンブランドも一緒に通してくれる」業者が存在します。
現在は個人のクローゼット整理をサポートし、年間300件以上の「服の手放し」に立ち会っています。


「とりあえず送る」は危険!引越し前に知っておくべき宅配買取の落とし穴

「宅配買取なら、どこでもいいから送っちゃえばいいや」。もしそう考えているなら、少しだけ待ってください。その判断が、引越し直前にとんでもない悲劇を招く可能性があります。

近年、物流コストの高騰により、宅配買取業者の条件は厳しくなっています。かつては「なんでも送ってください」と言っていた大手業者も、今では「ファストファッション(ユニクロ、GU、ZARAなど)は買取不可」と明記しているところがほとんどです。

もし、これを知らずに大量のユニクロやノーブランド服を送りつけたらどうなるでしょうか?
答えはシンプルです。「買取不可」として、着払いで返送されてきます。

想像してみてください。引越し前日、片付いたはずの部屋に、大量の服が詰まったダンボールが戻ってくる光景を。しかも数千円の送料を請求され、手元には処分の間に合わない服の山……。これだけは絶対に避けなければなりません。

だからこそ、引越し前の業者選びで最も重要なのは、「高価買取」以前に、「送った服を確実に引き取ってくれる(返送されない)こと」なのです。

✍️ 専門家の経験からの一言アドバイス

【結論】: 「ユニクロOK」と書いていない業者には、絶対にユニクロを送らないでください。

なぜなら、彼らにとって再販できない服は「産業廃棄物」であり、処分コストがかかるからです。だからこそ、着払いで返送するという厳しい措置が取られます。このルールは年々厳格化しているので、古いブログ記事の情報には要注意です。

魔法のルール「同梱買取」とは? エコリングが最強である理由

では、ブランド服とノンブランド服が混ざったクローゼットを、どうすれば一気に片付けられるのでしょうか?
その答えが、「エコリング」という買取業者が採用している「同梱買取(どうこんかいとり)」というルールです。

エコリングのルールは非常にシンプルで強力です。
「対象ブランドが1点でも入っていれば、ノーブランドやファストファッションも一緒に買い取ります」

つまり、あなたの手持ちの服の中に、1点でも「ブランド品(バッグ、財布、コートなど)」があれば、それを「通行手形」として、本来なら売れないユニクロやGU、使い古した服まで、箱の隙間に詰め込んで送ることができるのです。

なぜエコリングだけがこんなことができるのか? それは彼らが国内だけでなく、海外にも広大な販路を持っているからです。日本では値段がつかない服も、海外では資源として、あるいは古着として需要があります。だからこそ、「捨てずに活かす」ことができるのです。

【タイプ別】あなたに合うのはどっち? エコリング vs トレファクスタイル

「同梱」の強さは分かりましたが、すべての服をエコリングに送るのが正解とは限りません。あなたの手持ちの服の「質」によっては、アパレル特化の業者の方が高く売れる場合もあります。

ここでは、「エコリング」と、セレクトショップ系に強い「トレファクスタイル」を比較し、あなたに最適な業者を提案します。

📊 比較表: どっちに送る? エコリング vs トレファクスタイル 徹底比較

特徴 エコリング トレファクスタイル
おすすめな人 ノンブランド・ファストファッションが多い人
状態が悪い服も処分したい人
セレクトショップ系ブランドが多い人
(BEAMS, ARROWS, ZARAなど)
ノンブランド対応 ◎ 同梱なら買取OK
(ブランド1点必須)
△ 基本不可
(値段がつかない場合は無料引取)
得意ジャンル ハイブランド、日用品、コスメ
(幅広くなんでも)
アパレル全般、ドメスティックブランド
(服の価値を適正評価)
申込の手軽さ Webフォーム入力 ◎ Amazonアカウント連携
(住所入力不要で爆速)
引越し前の安心感 ◎ 返送リスクほぼゼロ 〇 引取処分OKだが、0円の可能性あり

結論:

  • 「とにかく部屋を空けたい」「ユニクロが多い」なら、迷わずエコリングです。
  • 「BEAMSやUnited Arrowsなどの服が多く、少しでも高く売りたい」なら、トレファクスタイルがおすすめです(ただし、ノンブランドは0円で引き取ってもらう割り切りが必要です)。

査定額アップ&返送回避! 箱に詰める前の「3つの鉄則」

業者を決めたら、あとは箱に詰めるだけですが、ここでも少しの工夫で査定員の印象(=査定額)が変わります。元バイヤーとして、これだけはやってほしい「3つの鉄則」をお伝えします。

  1. エースを一番上に置く
    ダンボールを開けた瞬間、最初に目に入るのが「ヨレヨレのTシャツ」か「綺麗なブランドバッグ」かで、査定員のテンションは全く違います。一番自信のあるアイテム(通行手形となるブランド品)を一番上に置き、「この箱は価値がありますよ」とアピールしましょう。
  2. 洗濯と消臭はマナー
    古着の査定で最も減額対象になるのは「匂い」です。特にタバコや香水の匂いは敬遠されます。洗濯して完全に乾かし、消臭スプレーをかけて一晩風通しの良い場所に干してから詰めましょう。これだけで「買取不可」を回避できる確率が上がります。
  3. 隙間なく詰める(緩衝材代わりに服を使う)
    ダンボールの中に隙間があると、輸送中に荷崩れしてシワになります。また、業者にとっては「空気を運ぶコスト」が無駄になります。隙間には、靴下やタオル、シワになってもいいインナーなどを詰め込みましょう。緩衝材の節約にもなり、一石二鳥です。

まとめ:服を捨てる罪悪感から解放されよう

引越し準備で忙しい中、服の処分に頭を悩ませるのはもう終わりにしましょう。

「ユニクロだから売れない」「仕分けが面倒だから捨てよう」……そんな風に自分を責める必要はありません。「同梱」というルールを賢く使えば、あなたの愛した服たちは、次の誰かの元へと旅立ち、あなたの部屋は驚くほどスッキリします。

今すぐエコリングの宅配キットを申し込んでみてください。ダンボールが届けば、あとは詰めて送るだけ。
その一歩が、あなたの新生活を軽やかにスタートさせるための、最初で最大の断捨離になりますよ。

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参考文献リスト